専門医制度・ガイドライン

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久々の更新となってしまいました.ブログの種には事欠かない日々を過ごしていましたが,良い文章を書こう!などと意気込んでいましたらこんなことになってしまいました.

写真は5月27日に行われた.日本矯正歯科協会の第6回学術大会のパンフレットです.

日本医学会会長の髙久文麿先生,

東海大学教授 谷野隆三郎先生,

参議院議員 武見敬三先生,

当ブログではおなじみ読売新聞医療情報部 鈴木敦秋さん,

マインズ(日本医療機能評価機構)の吉田雅博先生,

日本矯正歯科協会会長 深町博臣先生など

錚々たるメンバーにより日本における専門医制度の方向性,歯科矯正治療のガイドラインについてシンポジュウムが開催されました.端的に言うと現在日本にある専門医制度は患者さんのためになっていない.さらに医者のためにもなっていない.もっと患者さん本意の価値のある専門医制度の構築が急務である.とされました.ガイドラインは医科の領域でEBMに基づくガイドラインが盛んに作られています.その通りにやる料理本医療では本来のEBMの理念と違うという批判に対しては,医療者が文献検索に割く時間をガイドライン作成者が代行しているとの考え方でした.鈴木さんの一言が印象的でした.「料理本医療でもいい,最低ガイドラインにしたがってやるだけで,現状よりよくなる輩は存在する.」


私は午前中の

原宿デンタルオフィス院長SJCDインターナショナル会長 山崎長郎先生,

よごさわ歯科矯正院長 与五沢文夫先生

による連携歯科医療のセクションの司会を務めさせていただきました.いつもながら山崎先生の世界一美しい歯科治療は圧巻でした.また,山崎,与五沢のタッグにより治療された患者さんの長期経過を見せていただき大変参考になりました.エビデンスはありませんが山崎先生の印象では補綴等の介入が多い症例の長期経過は安定しない傾向がある.矯正治療の担当する領域が大きい方が長期的に安定する.ようだ.とのお話を頂きました.興味深いです.


いずれにせよ.日々向上心を持ち研鑽に努めてまいります.これからもよろしくお願いします.

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このページは、星歯科矯正が2007年6月 1日 16:09に書いたブログ記事です。

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