2010年2月アーカイブ

村上ラヂオ

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「ハンバーガーが食べたいから,1ドル下さい」とホームレスにいわれ,1ドル渡し,「ハンバーガーを楽しんでください」と言った後に「ハンバーガーと一緒にミルクシェイクも楽しんで」と言いつつ3ドル出すべきだった.と後悔する村上春樹さん.村上春樹さんはちょっとしたアイディアが浮かぶのに時間がかかるらしい.

久しぶりに村上春樹のエッセイを読んだ.大橋歩さんのイラスト付きで.

読みたい方は,書店でアンアンを買って下さい.

バーガーキングのハンバーガーはあまりなじみがない.ツーソンのツイードファウンデションのならびにバーガーキングがあった.ある日,ランチを食べに行こうとフォードトーラスの鍵を開けたら,先輩の石井さんが珍しく運転するという.ちょっと遠出してスピードウエイを下ったトイザらスの前のイタメシ屋でアルデンテをすぎたスパゲティを食べた.味はまあまあ.帰りも石井さんが運転した.さて,午後のコースも終了し帰ろうと石井先生に鍵をもらいに行った.ジェニファーにバーイといいつつ,石井さんに「鍵ちょうだい」という.「え!知らないよ.お昼から帰って渡したでしょ.」案の定,鍵はロックされた車内にありました.「今日は歩いてダブルツリーに帰りますから,石井さんはホームステー先までレンタカーに乗って帰っていいよ.あすまた乗ってきてね.」といって帰ろうとすると,どうしても一緒に待って欲しいらしい.一人で運転したくないらしい.トリプルAが来るまでの2時間,夕暮れの駐車場でぷりぷり怒る星と元夫ちゃんをなだめるために,石井さんはセブンイレブンであまいチュロスをかってきた.あのね石井さん.僕はあのときその1軒先のバーガーキングのハンバーガーが食べたかったんだよ.石井さんの想像と,僕の希望は違ったみたいだ.元夫ちゃんはフレンチフライが食べたかったらしい.

のんびり行こうぜ

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学生時代古本屋で,野田知佑さんの「のんびり行こうぜ」を見つけて読んだ.ちょっと停滞していた時期だったので,手に入る本すべて読んだ.「日本の川を旅する」「魚眼漫遊大雑記」「川を下って都会の中へ」「ガリバーがゆく」「ゆらゆらユーコン」で,少し元気になった.その後も新刊が出ると手に取るようになった.最近ではビーパルで「のんびり行こうぜ.新・日本の川を旅する」が連載されていたので,毎月買い求めていた.ビーパルが待合室にある理由はこんな事です.さて,今月号は最終回.なんと魚野川のことがかいてあった.これまで,野田さんの本で魚野川のことを読んだ記憶はない.今回,1970年頃の魚野川を野田さんは「夢のように美しく,大切な川だった」と書いてる.「1985年東京からの高速道路が開通すると湯沢にリゾートマンションが林立し川はあっという間に汚れ,我々は魚野川から遠のいた.」「東京のバドラーの間では魚野川が禁句になった.みんなの気持ちを言えば,清純な乙女が汚れ果て,その事を口にすると胸が痛む,といった感じだろう.」合点がいった.どおりで魚野川の記述にお目にかからなかったわけである.1970年に私は5歳であった.小学生時分には父に連れられ魚野川で毛針釣りをした記憶がある.だが父はビーパルを読むようなアウトドア好きでは決してなかった.と思う.どちらかと言えば「ラヂオの製作」を購読する秋葉原好きであった.(おたくではあるが,今と違い,萌えはなし)父は東京歯科大を卒業した歯科医師であった.品川に住み水道橋に通った青春が彼にあったとは想像がつかないがその当時の同級生(だと思う)に,杉並の水上さんという人がいた.かれはアウトドア好きで夏は鮎釣り,冬はスキーをしに我が家にやって来た.未だに彼の当時の釣り道具が実家にはある.その水上さんがくると私も夕方,魚野川で毛針を振った.私用の竿を買ってもらってうれしかった記憶がある.ただ,その後は私は釣りはせず"やす"をもって魚野川の支流の佐梨川で遊んだ.小出町の魚野川は子どもだけで遊ぶには大きすぎた.淵も大きく流れも早かった.佐梨川は子どもだけで遊ぶにはちょうどよかった.6月頃にはまだ十分な水量がありその頃は砂防ダムにできた滝から飛び込んで遊んだ.最初に飛び込むのは勇気がいった記憶がある.淵には鮎,ハヨが数十匹の単位で群れていた.滝壺の裏にはヤマメがやまほどいた.淵の横のテトラポットの陰には大きな鯉が鎮座していた.やすで突いても鱗で跳ね返された.豆腐屋の排水溝の下に手を入れると,20−30センチのハヨが沢山とれた.時折,大人と魚野川にいった.魚野川の淵には鮎が山ほどいた.でも,鮎釣り師に邪魔にされるので魚野川は嫌いだった.小学校4,5,6年の夏はほぼ半日佐梨川にいた.

一昨年の夏,懐かしかったので,子どもと奥さんと佐梨川で水遊びをした.子どもの頃とおなじ,小出小学校前(当時は小出中学校だったけど)から佐梨橋まで,かじか"が3匹とれた.子どものころは魚屋にもっていくと小遣いになった.魚屋に買い取られた魚は焼き干しにされてかじか酒のもとになった.

今年の夏休みは津南にキャンプに行った.橋の下の信濃川は雪解け時期と見まごうばかりに滔々と流れていた.JRの発電所にとられていた分が流れていたのだという.その信濃川を野田さんが下り,ビーバルに書いた.野田さんが封印した新潟の川が蘇った.僕も夏に満々と水を湛えた信濃川を始めてみた.とりあえずこの夏,山手線は止まらなかった様だし,このまま信濃川に水が流れるといいと思う.そして長野県まで鮭が上れますように.

ちなみに写真は日曜日の八海山.

第60回紅白歌合戦

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先程,新潟大学歯学部同窓会の事務局からメールが来た.添付書類に大雪の写真が付いていた.26年ぶりの積雪だそうだ.26年前に私は新潟大学に入学した.でも雪のことはあまり覚えていない.小出町育ちの私にとって,冬に雪があることは日常なので記憶にないんだと思う.週末も魚沼市で仕事をしてきた.雪はあるが,大雪ではなかった.中学校3年の3学期が始まってもグラウンドでサッカーができた記憶がある.だが1月11日に降り始めた雪は13日には2メートルに達した.16日に登校した時には3メートルを越えていた.3階ベランダからダイブした生徒は怒られた.いまの生徒はそんなお馬鹿なことはするのかしらん?

雪国でもホワイトクリスマスはまれであったし,雪のない正月もよくあった.色々喧伝されているが気象は変動しているようなしていないような,地球温暖化はとりあえずインチキだったらしい.大晦日は紅白歌合戦をみてから二年参りに行くのが恒例であった.父は紅白が終わる前に神社に集合し,謡曲を謡って参拝者を出迎えるのが恒例であった.昨年末は久しぶりに紅白歌合戦をちょびっと見た.本当に伝えたいことがあって歌を歌っている人と,お金儲けがしたくて歌を歌っている人がいた.前者の歌に私は感動した.いつの時代にも自らの身体のみで人を感動させることができる人たちがいる.どんな時代でも人々に希望を与えるてくれる.

いきものがかりは前から好きです.ファンキーモンキーベイビーにすこし感動しました.

お母さん!入学前に再点検を

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財団法人 かながわ健康財団が発行している読んでトクする情報誌「かむカム」に

「動く乳歯と6歳臼歯・お母さん!入学前に再点検を」というコラムがあった.

その中に

「八重歯は悪魔の歯・この歯並びの悪い原因のひとつは乳歯から永久歯へと生えかわる交換期の管理のまずさに起因するといってよいでしょう.永久歯への交換は早い場合は5歳くらいから始まります.ぜひ,お母さんが定期的に子どもの口の中を点検して欲しいものです.」

と書いてあった.お母さんが子どもの歯に注意を払うのはよいことである.確かに,歯並びの悪い原因のひとつは交換期の管理のまずさである.では二つ目の原因はなんでしょうか?三つ目の原因はなんですか?この文章には記述がない.これを読んだお母さんが,うちの子が歯並びが悪いのは交換期の管理が悪かったのか!と誤解してしまうかもしれない.交換期の管理のまずさが歯並びが悪い原因のほとんどを占めるのであればこの文章でも問題がない.この時期の管理どうであろうと歯並びに問題が出る子はいる.上下の歯の噛み合わせだけを見ても58.2%が正常ではない.(新潟大学調べ,2004年)歯のでこぼこまで入れたらもっと沢山の人が綺麗なきちんとした歯並びではない.これらの人たちは交換期にきちんと管理されたら綺麗な歯並びになったのでしょうか?そうではないですね.管理のいかんに関わらず歯並びが悪くなってしまう人はいます.最近は乳歯を虫歯で抜かれる子も少ないです.歯並びが悪くなるのは決してお母さんが見逃したからではない場合が多いと思います.

お母さんのせいではありません.でも,仕上げ磨きはしてあげてくださいね.

節分

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今日は節分です.星歯科矯正の玄関の雪だるま達も朝から鬼退治です.今日は旧暦で12月20日,赤穂浪士の討ち入りは旧暦12月14日だから,ほぼ同じ時期ですね.江戸時代もいま時分に雪が降ったんですね.地球温暖化はうそだって,養老先生も池田先生もいってるし(本当の環境問題,新潮社),英米の邪悪な研究者がうそついたってばれているし.ま.そんなことはおいておいて,節分の豆で邪悪なものを追い出しましょう.「鬼は外」.あ!窓は開けてからね.

積雪

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2010年も早いものでひと月経過してしまいました.昨日は休診日.午後から冷たい雨が降り始め,夕刻には霙,夜には雪になっておりました.今日の朝はかなりの積雪です.

今日ご来院する患者さんはお気をつけてご来院下さい.

雪だるまさん達がお出迎えします.


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