カールツァイス

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顕微鏡を歯科治療に導入する際には、必ずカールツァイス社製のものにすべきだそうです。レンズの明るさが違うそうです。ほかはだめだそうです。以上、昨日の講演のまとめでした。

昨日は医院は定休日でした。横浜の歯科医師会館に「三橋 純」先生のご講演を拝聴にいそいそと出かけてきました。なんの事はない同級生の三橋君です。古くからのつきあいですが、彼が東京に出てからはちょっと疎遠になっていました。新潟にいるときはひと月に一回勉強会で夜遅くまで議論を交わしておりました。(多分にお酒をのみながれではあるが)当時から興味のあることにはのめり込む性格ではありましたが、最近のかれの興味は「実体顕微鏡」で、より良い歯科治療を構築しつつあるらしい。また、それを広めるために全国を講演して回っているとの噂を聞きつけ。(何のことはない、本人と飲む機会があり本人から聞いた。)是非これは一度聞かなければと思い立ち、昨日聞きに行ってきました。

昨日は新潟大学の後輩の岩本先生が主宰した岩本歯科研修会で三橋先生を演者でお招きした会でありました。そこに、無理にお願いして参加させていただきました。岩本先生、スタッフの皆様ありがとうございました。また葛西先生お話しできて楽しかったです、ありがとうございました。

内容は予想通りのものでした。さすがに全国を飛び回って講演をこなしているので、洗練された講演でありました。滑り気味の「ギャグ」をのぞいてではありますが・・・

三橋先生「◎うけい」の話はない方がいいとおもうよ。

講演で印象的であった事が二点ありました。一つはエナメルエッチングに関してです。最近のレジン充填は一液性の接着システムが主流でエナメルエッチングは必要ないのですが彼は行っていました。その理由は?

彼がある講習会で使用しているレジンの製造責任者にあって質問したそうです。

「より良い接着を行うためにはエナメルエッチングを省かない方が良いのではないか」と

製造責任者が答えました。

「そうですね。先生のおっしゃることは正しいと思います。私が患者でレジン充填をしてもらうのであれば、エナメルエッチングをしてくれとドクターにお願いするでしょう。でも、製品の取扱説明書にはエナメルエッチングはなくても接着力は得られると書いてあります」

世の中というものはこのようにして回っているのだと 講演のなかで三橋先生はおっしゃっていました。

もう一つ印象に残ったお話。

レジンの光重合器のお話。

モリタのペンキュアーはカタログデータでは1,000mW/c㎡の光を出せることになっているが実際は700W/c㎡程度であったと日本歯科医師会の雑誌に論文が出てたよと教えてくださいました。だからレジンを積層する時にはこまめに光を照射した方が良いですよといってました。ヨシダの製品も似たようなものだそうです。白水が売っているのはきちんとカタログデータ通りだったそうです。

世の中というものはこのようにして回っているのだとまたおっしゃっていました。


私が印象に残るところはだいたいこんな話ですね。


みんな最初から正直でなかったわけでは無いのでしょう。組織として動いて結果として消費者に対して誠実でなくなってしまった。というところでしょうか。


自分は正直に自分がして欲しくないことはしない様にしていきたいと思います。

こんなことくらいに目くじらたてるなって?・・・・

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このページは、星歯科矯正が2007年12月21日 18:09に書いたブログ記事です。

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