走ることについて語るとき僕の語ること

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読みたいものはすぐ読んでしまえるものですね.色んな事に対して時間がないというのはやっぱり言い訳であるということがはっきりした2日間でした.前回のブログに書きましたが,木曜日に思いがけずに村上春樹さんの新刊を手にしました.金曜日に読了しました.好きなことは時間がなくても何とかするものですね.当たり前か.

この本は村上春樹さんが自分の事を書いた本です.なぜ自分が小説を書き始めたのかに始まり,なぜ走り始めたか,これまで走った時のことを書いています.村上さんはたまにエッセイのなかで自分の事を書いているのは読んだことがあるし,「ひとつ村上さんに聞いてみよう」などの読者とのメールのやりとりではご自分のことを書いているのはありましたが,きちんと一冊の本として出版されたのは初めてでしょうか.

色んな人が村上春樹の解説本を書いています.そんな状況が本人に「これは困ったぞ,そうだ僕がひとつ村上さんについて書いてみよう」と思わせたのかもしれません.

率直な感想は「自慢」だなと思いました.やはり毎年一回フルマラソンを走るというのは並大抵ではありません.かなりストイックでないとできない.かなりナルシストでないとできないと思います.その点で「僕って凄いでしょ」と本がいってるような気がしました.

本は面白かったですよ.走ることについて僕も語りたくなりました. 

小学校の頃は走るのは嫌いでしたね.ちょっと小デブさん気味だったし,短距離も長距離も嫌いでした.マラソン大会はなくなればいいのにと思っていました.順位は毎年,真ん中の後ろくらいでしたでしょうか.

中学2年まではそんな感じでした.中学では野球部に所属していました.中2の冬に毎日小一時間校舎の中を走りました.(外は雪が2メートルですもん)野球部顧問の先生の指示でした.廊下を1列になって走る,あるポイントにくると最後尾の人間がダッシュして先頭にでる.階段で3階まであがり,また1階まで下がる.マネージャーが1周のスプリットタイムを計測しペースを一定にする.雪が消えるまで来る日も来る日も走りました.翌年のマラソン大会の順位は一桁でした.育ち盛りというのもありますが努力は実を結ぶということを体で体験しました.それからも好んで走ろうとは思いませんが走ることはそんなに嫌いではなくなりました.高木先生感謝してますよ.

今では体重もかなり重くなり走る事は全くできません.が毎朝の散歩は欠かさずするようにしています.今回の村上さんの本がきっかけで一念発起してフルマラソンに挑戦しようかな?なんてことは絶対にないです.え!なんでかって!それは I井先生がホノルルマラソン目指してトレーニング中だからさ!まねしたっておもわれても癪でしょ.なんてね.

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このページは、星歯科矯正が2007年10月14日 17:11に書いたブログ記事です。

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